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F's Garden

塗装の良し悪しを決める「下地調整」

どんなに高価で高機能な塗料を使っても、その下地が良好でなければ塗料としての効果は発揮されず、たちまち剥離や退色等の結果につながってします。
塗料の密着性を上げるには、

①塗料と被塗物の接する面の不純物(錆、油等)を除去すること
②塗料と被塗物の密着する表面積を大きくすること
③塗料と被塗物の接する面をなるべく複雑にすること
④塗料と被塗物の隙間を少なくすること

主にこの4つが重要だと思います。
その他に、電気的に、だったり一度塗料が軟化して、だったり、様々な密着方法がありますが、上記4つを意識していれば塗料の密着力は保たれると思っていいと思います。

皆様が一般的にイメージしやすいのは錆止め目的の塗装だと思うので、鉄鋼面の下地調整を例にお話しします。
まずは ①、塗料と被塗物の間に不純物が残らないよう、錆を落としたり、脱脂(油の除去)したり洗浄したりします。次に②と③です。ペーパー掛けを行うことで表面に傷を付け、被塗物の表面積が広くなり複雑になります。ツルツルの平滑な面よりザラザラした粗面の方が塗料のくっつきが良さそうなのは想像がつきますよね?その環境を作ってあげるわけです。

そして最後に重要なのが ④塗料と被塗物の隙間を少なくすること 、ですが、これはまたの機会に。
とにかく、どんなに高価な、どんなに高機能な塗料を使用しても、下地の状態が悪いと塗料はその効果を発揮することができません。塗ればいいと思ってる方が多いと思いますが、実は塗る前がとても重要なのです。今回は錆止め目的でお話ししましたが、このほかにもたくさんの事情、素材があると思います。塗料は乾いて塗膜として硬化して初めて「製品」です。
不安がある場合はなんとなくやってみるのではなく、私たち塗料の専門知識を持つ人間にご相談ください。きっとあなたに合った解決策が見つかりますよ。

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