

さて、これまでの知識で錆止め塗料と下地調整の重要性はご理解いただけたかと思います。
塗装は基本的に大体3回塗りが望ましいとされています。錆止め、プライマー、シーラーのような下塗りをして、もう2回塗装工程が必要なのはなぜでしょう?奇麗に仕上がるのであれば、上塗り塗装は1回でいいのでは?
そんな疑問の声が聞こえてきそうですね。
まずは、何故上塗塗装をする必要があるか、です。
錆止め塗料単体でも耐候性が高い塗料はあるのですが、基本的に錆止め塗料やプライマーは紫外線に弱い性質を持っています。特にエポキシ塗料の特徴として、紫外線にさらされると変色したり、劣化したりしてしまいます。
それを防ぐために、上塗り塗料でUVカットするわけです。
そして、この上塗塗料は厚ければ厚い程紫外線をカットする効果と、強靭な皮膜を維持することができます。そこに、2回塗りをする必要性があるわけです。
ところで、中には上塗1回で済ませられるような厚塗り塗料もあるんですよ。その塗料に適した塗装回数は、各メーカーで決められています。
様々な条件をクリアし、艶やかに仕上がった屋根を見ると気持ちも晴々します。塗料は正しく使用され、正しく塗装され、正しく乾燥して初めて強靭な塗膜となります。
あとで損しないためにも、わからないことをわからないままなんとなく塗装するのは絶対にやめてください。
弱い塗膜の上には、いくら良い塗料を塗装しても密着しません。迷ったらまず私たち塗料のプロにご相談くださいね。
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